いつまでも美しい地球であってほしい。誰もがこう望む一方で、環境破壊が日々深刻化しているのも現実です。二酸化炭素の増加に伴う地球温暖化、森林の伐採と砂漠化、大気・水質汚染に生態系の破壊…次第に複雑化する地球環境問題を抱えながら、私たちは持続的発展が可能な社会を目指さなければなりません。
SANEIは2001年に国内自社工場において、環境に関するマネジメント国際基準「ISO14001」を認証取得し省エネルギーの実現や資源をムダにしない活動を推進しています。日々の業務の中で、工場及び事業所にて水使用量・電力消費量の削減などの行動を継続する一方、事業所周辺の清掃を習慣として環境美化にも努めています。
SDGs宣言
SANEIは、1954年の創業以来
「人類ある限り水は必要である」を理念とし、
地球に生きる一員としての自覚を持ち、
企業活動に取り組んできました。
私たちは、国連において採択された
「持続可能な2030年までの開発目標(SDGs)」を
企業行動・経営戦略につなげ、
持続可能な社会の実現に貢献いたします。
非接触で清潔
音声操作で清潔・快適
部屋に菌を
持ち込まない
環境配慮型バルブ認定
天然素材を利用した
水栓
【環境理念】
私たちは水と緑あふれる自然環境の中で、水まわりを中心とした事業活動において、環境との調和をはかりつつ、地域環境に配慮した環境保全活動を推進し、 社会に信頼される企業を目指します。
水栓金具本体はそれ自体が100%リサイクル可能であり、SANEIでは生産途中で出た端材や削りクズまでムダなく利用しています。廃棄物に関しては分別を徹底。ABS、PET、ゴム、PE、PPなどに分別しリサイクル可能な有価物に転換しています。また、有害な産業廃水は厳しく管理しながら適切に処理(表1)。定期的に水質検査を実施した安全な水だけを川へ戻しています。
このような環境への取組みが評価され、2010年4月、岐阜工場が「各務原市環境行動優良事業所」(※1)に認定されました。
全ての生命を育み、生活に豊かさをもたらす水。私たちは日々、その恩恵を受け続けています(※2)。「水の惑星」とも言われる地球ですが、暮らしの中で利用できる量はごくわずかであり、とても貴重な資源です(※3)。SANEIは早くから水の大切さを意識し、積極的に節水に対する商品開発を進めてきました。例えば、雨水や生活排水をトイレの水や緑化用の散水に利用するシステムです(※4)。日頃から水を溜めておくことで、もしもの災害時に利用したり、システムの普及によって、洪水の緩和などの効果も期待できます。また、節水だけでなく、水道施設にかかわるエネルギーを軽減することで、二酸化炭素の排出量削減にもつながります。その他にも、赤外線センサーで手の動きを感知し、自動で水の出し止めができる水栓や、取り替えるだけで節水になるシャワーヘッドなどがあります。
暮らしの中で人々によって言われ続けてきた「水を大切に」という言葉が、SANEIの中にはしっかりと根付いています。
シャワーの使用量の増加や給湯機の大型化により「お湯をわかす」ことによる二酸化炭素の排出も地球温暖化に大きな影響を与えています。SANEIは地球温暖化対策の取組みとして「節湯型商品」の開発をしており、給湯設備の給湯負荷を低減できるよう努めています。
2010年度には、ヒートアイランド対策の一環として本社社屋の屋上緑化と駐車場緑化が完成しました。散水には雨水利用システムを用いて環境負荷の少ない緑化を行います。また、本社事務室は高効率照明器具を100%採用。廊下や階段など共用部には人感センサーによる自動消灯タイプの照明を設置して省エネを図っています。同じく工場に於いても高効率照明器具設置を100%目指して進めています。これからも私たちは水に関わる企業として自然との調和をはかり、地球環境に配慮した活動を推進していきます。たくさんの恵みを与えてくれる自然と共に歩むモノづくりを通して、SANEIはいつの時代も、水と地球、そして私たち自身の未来を支えていきます。
若手建築家への
支援協賛
地域清掃活動