CHAPTER 1

ABOUT IoT

IoTについて

IoTについて

IoTで何ができるか一言でいうと、モノの状態や位置を遠くから知ることができたり操作ができるようになります。
テレビとリモコンを例に挙げると、リモコンでも離れた場所から操作できますが、これはIoTではありません。
距離に限りがありますので外出先からリモコンで操作ができません。
通信ができるIoTであれば外出先でも操作が可能になります。
では、外出先からチャンネルを変えたりするでしょうか?あまり用途がありませんね。
IoTが効果を発揮するとすれば、外出して駅へ向かう途中にテレビを消し忘れたかもしれない、留守中に火事になるかもしれないと心配に思う時です。スマホを使ってテレビの状態を見て電源が入っていることがわかれば、その場で電源をOFFにすることができるようになります。

IoTではない例-テレビとリモコンの通信

IoTではない例

テレビとリモコンの通信

IoTを使った例-テレビとスマホの通信

IoTを使った例

テレビとスマホの通信

IoTとAIの関係性

IoTとAIの関係性
IoTは⽬や⽿、⼿⾜のことで、AIは頭脳のこと
IoTとAIの違いがわかりづらくよく⼀緒にされてしまいますが、実際は全く別物です。IoTは⽬や⽿、⼿⾜のことで、AIは頭脳のことを⽰します。
家電がIoT対応になる前は、頭脳となる部分を⼩さな筐体に押し込めていました。その影響で、できる機能やふるまいには限りがありました。
IoTでできることはセンサーで⾒たこと聞いたこと感じたことを、インターネット上にある頭脳となるAIに知らせて、AIは利⽤者にあった命令をIoT機器に伝えることができます。

IoT植⽊鉢

IoT植⽊鉢

例として植⽊鉢をIoT化して何かできないか考えた時、いろんな発想が⽣まれます。⼟の湿り気をセンサーで読み取って⽔やり時期がわかるようにできないか。⽇中の明るさをセンサーで読み取って、⼗分な⽇光が当たっているか知ることができないか。気温をセンサーで読み取って、寒すぎないか暑すぎないかを知らせることができないか。

植物の⽣態電位をセンサーで読み取って、⼈間の⾔葉に変換できないか。 いろんな発想を合わせると⾯⽩いIoT植⽊鉢が完成します。⽔やりしてほしいときや、⽣態電位のパターンを⼈間の⾔葉にしてTwitterでつぶやくことができたりと、植物に愛着がわくようになることもあります。

このようにIoTはおもしろいことができるようになり、
無限の可能性を持ち合わせています。